noteに書きたいことは、頭の中にはあります。
旅行に行った記憶。
試してみたこと。
うまくいかなかったこと。
あとから気づいたこと。
誰かに話したら、意外と反応があったこと。
でも、それを記事にするのが重い。
書けないというより、面倒くさい。
頭の中にはあるのに、文章にするには時間がかかる。
どこから書けばいいのか考えるのが大変。
体験はたくさんあるのに、どう分ければいいのか分からない。
きれいにまとめようとすると、手が止まる。
私はこの状態を、何度もやっています。
たとえば旅行記事を書こうと思った時もそうでした。
43都道府県を旅してきた経験はある。
子どもが赤ちゃんの頃に行った旅もある。
小学校高学年になってから楽しめた旅もある。
ホテル滞在がよかった旅もある。
旅費を軽くする工夫につなげられそうな話もある。
でも、それを1つずつ思い出して、年齢別に分けて、旅先別に分けて、記事の形にしていくのはかなり大変です。
経験はある。
でも、記事の形になっていない。
そこで最近、ChatGPTの音声入力を使って、まず話すところから始めるようになりました。
書けないというより、最初の形にするのが重い
noteを書く時にいちばん重いのは、完成させることより前にある気がします。
私の場合は、
「まだ文章になっていない頭の中の素材を、最初の下書きの形にする」
ここが重いです。
一度ざっくり本文ができれば、直すことはできます。
この表現は違う。
ここは言い過ぎ。
この順番だと伝わりにくい。
この話はもう少し具体例を入れたい。
ここは逆に、書かない方がいい。
そういう修正はできます。
でも、頭の中にあるものを最初の形にするところは、やっぱり重い。
時間もかかるし、集中力も使います。
特に、旅行のように経験が多いテーマほど、全部を自分の頭の中だけで整理しようとすると止まります。
まず、きれいに書こうとせずに話してみた
最初にやったことは、とても単純です。
ChatGPTを開いて、音声入力で、
「これをnote記事にしたいんだけど、まだ文章になっていないので、まず話します」
と伝える。
そのあとに、思いつくまま話します。
ここで大事だったのは、最初から記事にしようとしすぎないことでした。
私の場合、旅行の記録はかなり多かったので、北海道から始めて、東北、関東、甲信越、中部……という感じで、北から南へ向かって、1県ずつ思い出していきました。
ずっと一気に話すのではなく、3県ずつくらいまとめて話して、ChatGPTに読み込んでもらって、また次の3県を話す、という感じです。
これを3〜4時間くらい、半日近くかけてやっていました。
たとえば、
「北海道はこういう感じで、ここがすごく良かった」
「このホテルは印象がよかった」
「ここは楽しかったけど、ここがちょっとネックだった」
「この旅はお得に楽しめた要因がここにあった」
みたいなことを、順番に話していきます。
最初から見出しを考えなくていい。
きれいな文章にしなくていい。
とにかく思い出して話していく。
これだけでも、かなり違いました。
話しているうちに、
「あ、これは赤ちゃん連れ向けの記事にできそう」
「これは小学校高学年向けの旅先として書けそう」
「これはホテル滞在型の旅としてまとめた方がよさそう」
「これは旅費の工夫につなげられそう」
という切り口が見えてきます。
話すと、体験と感情が一緒に出てくる
文章で書こうとすると、私はつい整えようとします。
でも音声だと、そこまで整えられません。
そのかわり、実際に感じたことがそのまま出てきます。
「ここは思ったより良かった」
「これは子どもの年齢が合っていた」
「ここは親も楽だった」
「今なら同じ選び方はしないかもしれない」
「この旅は、費用の工夫まで含めて満足感が高かった」
こういう言葉は、最初から記事を書こうとすると抜けやすいです。
でも、話していると自然に出てきます。
たぶん記事で大事なのは、最初からきれいな結論を出すことだけではありません。
実際にやった人が、どこで迷ったのか。
何が意外だったのか。
何がうれしかったのか。
今ならどう考えるのか。
そこが残ると、ただの情報まとめではなく、自分の実験ログに近づきます。
ChatGPTに整理してもらうと、記事の土台になる
話したあとは、ChatGPTに整理してもらいます。
ここでいきなり完成記事にしてもらうより、まずは素材を分けてもらう方が使いやすかったです。
たとえば、こんな感じです。
今話した内容を、note記事の素材として整理してください。
分けてほしいもの:
- 実際に体験したこと
- 記事にできそうなテーマ
- 年齢別に分けられそうな話
- 旅先別に分けられそうな話
- その時の感情や気づき
- まだ確認が必要なこと
- 読者に持ち帰ってほしいこと
- 記事に使えそうな見出し
私が話していないことは足さないでください。
不明な部分は「要確認」として残してください。
この形にすると、いきなり記事を書くよりかなり扱いやすくなります。
素材が見えると、
「これは導入に使えそう」
「これは別記事に分けた方がよさそう」
「これは旅行記事ではなく、旅費の工夫の記事にした方が自然」
「これは年齢別シリーズにできそう」
と考えやすくなります。
頭の中にある時は、全部が一緒になっています。
でも、話した内容がいったん分解されると、記事の材料として見られるようになります。
文字だけじゃなく、画像があるとワクワクする
もうひとつ大きかったのが、画像でした。
私は、旅行の記録を文字だけで残すよりも、自分の好きなキャラクターや旅のイメージをImage 2.0で画像にしていくのがすごく楽しかったです。
サムネイルだったり、記事に合うイメージ画像だったりを作っていくと、
「これ、かわいい」
「こういう雰囲気で揃えられるんだ」
「自分が思っていた世界観が形になるんだ」
というワクワクがありました。
私はイラストレーターのようにデザインができるわけではありません。
でも、AIを使うことで、自分が思っていた雰囲気に近い画像を作れる。
これは、記事を書く気分をかなり変えてくれました。
文字だけを書いていると、途中でしんどくなることがあります。
でも、画像があると、記事全体が少し楽しくなります。
「このテーマで書いてみたい」
「このサムネイルに合う記事にしたい」
と思えるので、続けやすくなる感じがありました。
なので、私の中では、
- 音声で体験を話す
- ChatGPTで素材整理をする
- Image 2.0で画像を作る
- note記事として形にする
ここまでが、まず最初の流れでした。
ただし、AIが整えすぎることもある
ここは大事です。
ChatGPTに整理してもらうと、文章はかなり読みやすくなります。
でも、読みやすくなりすぎて、自分の言葉が薄くなることがあります。
実際には話していない感想が足される。
体験していない場面が自然に混ざる。
確認していない制度や数字が、断定っぽく書かれる。
ちょっと一般的なノウハウ記事みたいになる。
これは、かなり起こります。
特にAIは、きれいにまとめるのが上手いです。
でも、きれいにまとまった文章が、そのまま自分の記事として良いとは限りません。
旅行記事なら、観光地の一般情報だけが増えてしまうことがあります。
AI活用の記事なら、急に「効率化しましょう」「発信を継続しましょう」みたいな一般論になることがあります。
でも、私が残したいのはそこだけではありません。
実際に行ってどうだったのか。
どこで迷ったのか。
何が思ったより良かったのか。
何を次に変えたいと思ったのか。
そこが消えると、自分の記事ではなくなってしまいます。
だから私は、AIで下書きを作る時に、次のルールを置くようにしています。
- 体験していないことは書かない
- 不明な情報は「要確認」で残す
- 数字や条件は、公開前に確認する
- 自分の口から出た言葉や違和感を残す
- 最後は人間が読み直す
AIに任せるのは、頭の中の素材を最初の形にするところまで。
公開する文章にするのは、最後は自分の仕事です。
まず1本、自分の土台になる記事を作る
音声入力で話してみて思ったのは、最初から発信全体を仕組み化しようとしなくていい、ということです。
まずは1本でいい。
体験を話す。
ChatGPTに整理してもらう。
画像も作ってみる。
自分の言葉に戻す。
noteに入れてみる。
この1本ができると、次の作業が少し見えてきます。
なぜなら、その記事が「自分の発信の基準」になるからです。
どんな温度で書くのか。
どんな言葉を使うのか。
どこまで失敗を書くのか。
どんな画像の雰囲気が好きなのか。
読者に何を持ち帰ってほしいのか。
1本できると、そういう基準が少し見えてきます。
次は、これをCodexに覚えさせる
そして次にやろうとしているのが、この先です。
ChatGPTの音声入力で作った記事。
Image 2.0で作った画像。
すでに公開しているnote記事。
そういうものを、今度はCodexに読ませていく。
そこから、
- 自分の文体
- よく使う言葉
- 記事の温度感
- 避けたい表現
- テーマの広げ方
- 画像の方向性
- タグや構成の作り方
を、前提メモとしてまとめていく。
前提メモというのは、簡単に言えば、
「この発信では、こういう立ち位置で、こういう言葉を使い、こういう表現は避ける」
というAI向けの説明書のようなものです。
それを作っておくと、次回以降は、
「今日は箱根の記事を書いて」
「今日はポイント運用の記事を書いて」
「今日はAI活用の実験ログを書いて」
のように頼める状態に近づいていきます。
もちろん、完全自動化ではありません。
最後に読むのも、出すかどうかを決めるのも人間です。
でも、毎回ゼロから整理し直すよりは、かなり軽くなるはずです。
まとめ
ChatGPTの音声入力でnote記事を書いてみて感じたのは、
「文章を書けない」のではなく、
「頭の中にある素材を、最初の形にするのが重い」
ということでした。
体験が多いほど、整理は重くなります。
でも、まず話してみると、体験や感情が出てきます。
ChatGPTに整理してもらうと、記事の土台になります。
さらに、Image 2.0で画像を作ると、記事づくりそのものが少し楽しくなります。
ただし、AIが整えすぎることもあるので、最後は自分の言葉に戻す必要があります。
まずは1本、自分の体験を話して記事にする。
画像も作ってみる。
noteに出してみる。
そこから次に、Codexに自分の発信を覚えさせる。
今はその流れを、実験として試しています。
実際にこの流れを、既存記事や画像も含めてCodexに覚えさせ、次の記事づくりにつなげる手順は、別記事で実践キットとしてまとめる予定です。