前回、ChatGPTの音声入力でnote記事を書いてみた話を書きました。

頭の中にはある。
でも、文章にするのが重い。
だから、まず話してみる。

そうすると、最初の下書きの土台ができる。

今回は、その中でもかなり大きめに試したことを書いてみます。

それが、旅行経験の整理です。

私はこれまで、43都道府県を旅してきました。

独身の頃の旅もあるし、子どもが生まれてからの家族旅行もあります。

赤ちゃん連れの旅。
幼児期の旅。
小学校低学年の旅。
小学校高学年になってからの旅。
中学生に近づいてから楽しめるようになった旅。

旅先もいろいろあります。

北海道。
箱根。
ハワイアンズ。
三日月。
USJ。
杉乃井。
宮崎、鹿児島、熊本。
沖縄。

でも、経験が多いほど、記事にするのは簡単ではありませんでした。

経験はある。でも、記事の形になっていなかった

旅行記事を書こうとした時、最初に困ったのは「経験がないこと」ではありませんでした。

むしろ逆です。

経験はある。

でも、多すぎる。

どこから書けばいいのか。
年齢別で分けるのか。
旅先別で分けるのか。
ホテル滞在型でまとめるのか。
旅育として書くのか。
旅費の工夫につなげるのか。

考え始めると、どんどん分からなくなります。

たとえば、同じ旅行でも、赤ちゃん連れの時と小学校高学年では見え方が全然違います。

赤ちゃん連れなら、移動のしやすさやホテルで過ごせるかが大事です。

小学校高学年なら、体験型の観光やアクティビティも楽しめるようになります。

中学生に近づくと、歴史や自然、少し遠い場所の旅も記憶に残りやすくなる。

つまり、同じ「旅行経験」でも、切り口がいくつもあります。

頭の中にあるうちは、全部が混ざっています。

だから、まずは整理する必要がありました。

北海道から沖縄まで、北から南へ話してみた

そこでやったのが、ChatGPTに旅行経験をひたすら話すことでした。

やり方はかなり地味です。

ChatGPTの音声入力をオンにして、北海道から順番に話していきました。

北海道。
東北。
関東。
甲信越。
中部。
関西。
中国地方。
四国。
九州。
沖縄。

北から南へ向かって、1県ずつ思い出していく感じです。

ただ、一気に全部話すのはさすがに無理なので、3県くらいずつまとめて話しては、ChatGPTに読み込んでもらう。

また次の3県くらいを話して、読み込んでもらう。

それを繰り返しました。

たぶん、3〜4時間くらいかけています。

半日近く、ひたすら旅行の記憶を話していました。

話したのは、観光情報ではなく「実際どうだったか」

この時に話したのは、観光地の一般情報ではありません。

そういう情報は、検索すれば出てきます。

私が話したのは、実際に行ってどうだったかです。

たとえば、

北海道は、子どもが小学生くらいになってからの方が楽しめた気がする。

このホテルは印象がよかった。

ここは楽しかったけれど、移動が少し大変だった。

この旅は、ホテルの中で楽しめたから親も楽だった。

この場所は、思ったより子どもの記憶に残っていた。

ここはお得に楽しめた理由があった。

今なら、同じ旅先でもこういう選び方をするかもしれない。

こういう話です。

旅行記事というと、つい「おすすめスポット」を並べたくなります。

でも、私が書きたいのは、ただの観光紹介ではありませんでした。

実際に子連れで行ってどうだったのか。
親は休めたのか。
子どもの年齢に合っていたのか。
思ったよりよかったところはどこか。
逆に、今なら変えたいところはあるか。

そこまで含めて話していきました。

AIに話すと、記事の切り口が見えてきた

話したあと、ChatGPTに整理してもらいました。

すると、ただの旅行記録ではなく、記事の切り口が見えてきました。

たとえば、こんな感じです。

- 0歳〜2歳向けの旅行
- 幼児〜小学校低学年向けの旅行
- 小学校高学年〜中学生向けの旅行
- ホテル滞在だけで満足できる旅
- 親も少し休める旅
- 子どもの記憶に残りやすい旅
- 旅費を軽くする工夫につなげられる旅
- 楽天トラベルふるさと納税につなげられそうな旅
- クレカやポイント活用と相性がいい旅

こうやって見える形にしてもらうと、かなり整理しやすくなります。

「これは1本の記事にできる」

「これはシリーズにできる」

「これは旅行記事ではなく、旅費の工夫の記事にした方がよさそう」

という判断がしやすくなりました。

頭の中だけで考えていた時は、全部がひとまとまりでした。

でも、AIに話して整理すると、経験が記事ネタの束として見えるようになります。

足りないところも見えてくる

もうひとつよかったのは、足りないところが見えることです。

自分では分かっているつもりでも、記事にするには情報が足りないことがあります。

たとえば、

そのホテルは何がよかったのか。

子どもが何歳の時に行ったのか。

移動は大変だったのか。

雨の日でも過ごせたのか。

なぜその旅先を選んだのか。

今もう一度行くなら、同じ選び方をするのか。

こういうところです。

ChatGPTに整理してもらうと、足りない部分を質問してもらえます。

それに答えると、さらに記事の材料が増えていきます。

最初から完璧な旅行記を書こうとしなくていい。

まず大きく話す。
整理してもらう。
足りないところを質問してもらう。
もう一度話す。

この順番の方が、私には合っていました。

旅行経験は、クレカやポイントの話ともつながった

旅行の記録を整理していて、もうひとつ気づいたことがあります。

それは、クレカやポイントの話は、私にとって目的ではなく手段だったということです。

最初は、クレカ診断やポイント運用の記事も書いていました。

でも、読者が本当に欲しいのは、カードそのものやポイントそのものではないのかもしれません。

たとえば、

「北海道旅行に行きたい」

「温泉でゆっくりしたい」

「子どもと記憶に残る旅をしたい」

「できれば旅費を軽くしたい」

という方が、目的に近い。

クレカやポイント、ふるさと納税は、その旅を叶えるための手段です。

旅行経験をAIに話して整理したことで、記事の方向性も少し見えました。

ただの旅行記でもない。

ただのお得情報でもない。

「記憶に残る旅を、無理なく叶えるための工夫」

そこに近づけるのが、自分には合っているのかもしれないと思いました。

記事ネタは、思い出の中に眠っていた

半日近く旅行の話をしてみて、いちばん感じたのは、

「記事ネタがない」のではなく、

「記事ネタとして取り出せていなかった」

ということでした。

旅行に限らず、これは他のテーマでも同じかもしれません。

仕事でやってきたこと。
副業で試したこと。
投資で迷ったこと。
AIで失敗したこと。
子育てしながら工夫したこと。
40代前後で感じる違和感。
人生2周目として選び直したいこと。

頭の中にあるうちは、ただの記憶です。

でも、話して、整理して、記事の切り口に分けると、発信の材料になります。

経験は、そのままだと記事にならない。

でも、取り出し方を変えると、記事ネタになります。

次は、旅行ログをCodexに渡していく

今は、この旅行ログをさらに使いやすくする実験をしています。

ChatGPTに話して整理した内容を、前提メモとして残す。

そこに、

- 旅行経験
- 子どもの年齢
- 旅先ごとの印象
- 記事の方向性
- 使いたい言葉
- 避けたい表現
- 画像の雰囲気

を入れていく。

さらに、実際に作ったnote記事や画像も見ながら、次の記事につなげていく。

そしてCodexに、

「今日は箱根の記事を書いて」

「今日は0歳連れ旅行の切り口で記事案を出して」

「今日は旅行記事をSNS用に分解して」

のように頼める状態を作っていく。

もちろん、AIが勝手に旅行したわけではありません。

体験したのは自分です。

AIは、それを取り出して整理するための道具です。

まとめ

43都道府県の旅行経験をAIに話してみて分かったのは、経験はそのままだと記事にならないということでした。

経験はある。
でも、多すぎると整理できない。
整理できないと、noteには出せない。

だからまず、話す。

北から南へ、1県ずつ思い出す。

ChatGPTに整理してもらう。

足りないところを質問してもらう。

記事の切り口に分ける。

そうすると、旅行の記憶がただの思い出ではなく、記事ネタの資産になっていきます。

このあと、こうして整理した旅行ログや既存記事をCodexに渡して、次の記事や画像づくりにつなげる流れも実験しています。

「自分の経験をAIで資産化する」

今はその実験を、旅行記事から始めているところです。

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