正直に言うと、この記事を書くかどうか、少し迷いました。
timeleszのメンバーは、まだ30代と20代。
菊池風磨さんで31歳くらい。
「人生2周目」と呼ぶには、
ちょっと早いんじゃないかと思ったからです。
でも、どうしても書いておきたかった。
私自身、オーディション企画の「timelesz project」——
いわゆるタイプロを見てこのグループを好きになって、
この間、ライブにも行ってきました。
その姿を見ていたら、
「人生2周目って、年齢の話じゃないのかもしれない」
と思うようになったんです。
動き出しが早かった人は、危機も早く来る
timeleszの前身は、Sexy Zoneというグループです。
メンバーの多くは、10代前半から中盤でデビューしています。
ここで、ちょっと考えてみたいことがあります。
普通の会社員なら、働き始めるのは22歳くらい。
そこから15年経つと、37歳。
「このままでいいんだろうか」と立ち止まる時期が、
だいたいそのあたりから始まる人が多い気がします。
でも、10代前半から働き始めていたら?
キャリアの時計は、
30歳になる頃には、もう15年以上回っていることになります。
動き出しが早かった分、
ミッドライフクライシスも早く来たんじゃないか。
timeleszを見ていて、そう思いました。
危機は年齢で来るんじゃなくて、
積み上げてきた時間で来るのかもしれません。
名前を変えるという選び直し
Sexy Zoneは、メンバーの離脱も経験しています。
私自身、セクゾ時代から
ケンティーや菊池風磨くんが好きだったので、
そこには寂しさもありました。
そのうえで、グループは名前を変えました。
長く使ってきた名前を手放すのは、
簡単なことではないと思います。
会社員に置き換えると、
慣れた肩書きや所属を自分から手放すようなもの。
でも彼らは、過去を消したわけではありません。
Sexy Zoneとして積み上げてきた時間を持ったまま、
timeleszという次の形を選んだ。
やり直しではなく、選び直し。
その順番が、とても人生2周目らしいと思いました。
危機を、隠さずに見せた
私がいちばん感銘を受けたのは、そこからです。
彼らは新しいメンバーを迎えるために、
オーディション企画「timelesz project」——タイプロをやりました。
これ、冷静に考えるとすごいことだと思うんです。
グループが立て直しの途中にあるという、
いちばん見せたくないはずの時期を、
映像として世に出した。
普通、人は完成形だけを見せたがります。
うまくいった後に、
「あの頃は大変だった」と振り返ることはあっても、
危機の真っ最中を見せることは、ほとんどない。
その「まだ途中の姿」を見せてくれたことが、
なかなか見られないものを見せてもらった感覚として、
強く残っています。
8人になって、ふざけ合える距離感
タイプロを経て、timeleszは8人のグループになりました。
私が好きなのは、
彼らがお互いを尊重し合いながら、ふざけているところです。
尊重しているだけだと、よそよそしい。
ふざけているだけだと、雑になる。
その両方が同居しているのが、見ていて心地いいんです。
新しく入った猪俣周杜くんや篠塚大輝くんが
一生懸命頑張っている姿も好きで、
気づいたら、ファンクラブに入っていました。
アラフォーになってから、
新しく好きになるものに出会えるとは思っていなかったので、
それも自分にとっては小さな発見でした。
危機は、年齢じゃなく時間でやってくるのかも
timeleszの話は、若い人たちの話です。
でも、だからこそ考えさせられました。
早く始めた人には、危機も早く来る。
遅く始めた人には、危機も遅れて来る。
つまり、30代だろうが40代だろうが50代だろうが、
「積み上げてきたものが重たくなる時期」は、
誰にでも順番に来るということです。
そのとき、どうするか。
名前を守り続けるのか。
過去を持ったまま、次の形を選び直すのか。
危機を隠すのか、見せるのか。
timeleszは、そのひとつの答えを
実際にやって見せてくれたグループだと思います。
年齢は2周目にはまだ早いけれど、
歩き方は、もう十分に人生2周目でした。
これかも応援していきたいと思えるグループです。